VRで見るテクノストラクチャーの構造

VRで見るテクノストラクチャーの構造

部材の新発想と構造計算で実現した『木+鉄で建てる、第三の工法』
テクノストラクチャー
木と鉄の複合梁「テクノビーム」と高強度オリジナル接合金具を使用し、さらに構造計算や耐震実験など、最先端の技術を導入した新工法「テクノストラクチャー」。
「木と鉄か」という選択肢では得られない、木造と鉄骨造の両方のメリットを活かした、パナソニック独自の「第三の工法」です。

テクノストラクチャー開発物語

テクノストラクチャー開発物語システムキッチンやバスルームなどの設備機器から、内装材や外装材、エクステエリア建材まで手掛けるパナソニックにとって、その“器”となる住まいの開発は大きな夢でした。日本には各地の風土に合った建築様式があり、それを熟知した住宅会社や工務店があります。
パナソニックは、地域のそういったビルダーをサポートしながら、住まいのベースとなる工法を通じて良質な住宅を提供していこう。
そんな想いから、新工法の開発プロジェクトをスタートさせたのが、平成5年(1993年)6月でした。


住宅にこそ構造計算

住宅にこそ構造計算近年、マンション設計などにおいて、その重要性がクローズアップされる構造計算。
テクノストラクチャーは早くから、一棟一棟異なる間取りを持つ一戸建て住宅にこそ、構造計算が必要と考えました。1995年の発売以来、オリジナルの構造計算システム=自動躯体設計システムを使い、すべての住宅のおいて、構造計算を実施しています。


法律を上回る緻密さ388項目の強度チェック

法律を上回る緻密さ388項目の強度チェックテクノストラクチャーでは、パナソニック独自の厳しい基準により、法律で定められている水準を大きく上回る、密な構造計算を実施しています。
全388項目(多雪区域は440項目)、細部に渡る密な強度チェックが、その耐震性を裏付けています。


木+鉄のオリジナル複合梁、テクノビーム

木+鉄のオリジナル複合と梁、テクノビーム住まいの構造のなかでも最も荷重を受ける梁の強度を高めること、すれはそのまま住まい全体の強度を高めることにつながります。
そこでパナソニックでは、木の梁に堅牢な鉄を組み合わせた、たわみが少なく強固で安定性の高い「テクノビーム」を開発。
木と鉄の融合が、バランスのとれた強靭な構造体を実現します。


木造の弱点を強化、強靭なオリジナル接合金具

木造の弱点を強化、強靭なオリジナル接合金具テクノストラクチャーでは主要構造部の接合に、オリジナルの接合金具を使用することにより木材の切り欠きを最小限にし、接合部の安定した強度を発揮しています。
これにより、材質本来の強度を最大限に活かした頑丈な構造体を実現すると同時に施工のスピード化、品質の安定化も実現しました。


高い耐震性を生む、基礎・床・壁

高い耐震性を生む、基礎・床・壁部材や接合部そのものの強度が構造体としての基本要素とすれば、それらによって構成される基礎や床・壁は、住まいとしての基本条件と言える部分。
テクノストラクチャーではこの部分でも独自の研究開発に基づく耐震仕様を採用し、優れた構造強度を確保しています。


長く暮らすための細やかな配慮、防露・通気、耐久性

長く暮らすための細やかな配慮、防露・通気、耐久性住まいの耐久性を固める重要なポイントのひとつとして、湿気対策があげられます。
テクノストラクチャーでは、調湿性に優れた木の特性を活かしながら、湿気の影響を受けやすい壁の中、小屋裏、床下の防露・通気に配慮しています。
長く暮らせる住まいのために、細部にわたり配慮しています。


省エネルギー性にも配慮した快適な住環境性能

高い耐震性を生む、基礎・床・壁今日の都市部では、ヒートアイランド現象や、車の排ガスなどによって、住宅は外部環境の影響をうけやすくなっています。
また室内で発生する有害物質も、軽視できない問題のひとつです。
テクノストラクチャーでは、断熱性や空気環境への配慮をはじめ、快適な居住空間をつくるための住環境性能にも着目しています。