知っておきたいデメリットとは?天井を吹き抜けにするメリットとあわせて紹介!2022.11.07
家を建てる際に広々とした開放的な空間を取り入れるため、天井の吹き抜けを検討する方も多いでしょう。
しかし「掃除が大変」「前の家より光熱費が高くなった」などと、イメージと違ったという声もあります。
今回は、混同されやすい「吹抜け」と「高天井」の違いと天井を吹き抜けにするメリットとデメリットについて解説します。
□混同されやすい「吹抜け」と「高天井」の違いについて
「吹抜け」とは、複数階の階層ををひとつに連続させたスペースのことを指します。
一戸建ての間取りは、天井の位置が高く、2階の窓から1階に光を取り入れられることが特徴です。
そのため、1階は明るく開放感のある空間になります。
吹抜けの天井は、勾配を活用し、複数の窓を設置することができます。
また、リビングの階段部分を吹き抜けをつくることで採光・通風にも優れた動線となります。
「高天井」とは、その名の通り高い天井を指します。
一戸建ての間取りは、2階の中央あたりに天井を設け、その上の空いている部分にロフトなどを取り入れます。
ロフトは、子供の遊び場や書斎、趣味のスペースなどに活用でき、主寝室の一部としても使用可能です。
□天井を吹き抜けにするメリットとデメリット
*天井を吹き抜けにするメリット
最大のメリットは、1階と2階がダイレクトにつながる点です。
1階と2階が完全に仕切られている場合は、家族の状況を把握できません。
特に子供の様子が気になり、その都度、見に行く必要があります。
しかし、1階と2階がダイレクトにつながっていれば、常に家族の気配を感じ、料理の準備をしながらコミュニケーションを取ることも可能でしょう。
また、階段を吹き抜けに設置することで家族の状況を把握しやすくなります。
高齢者や子供がいる家庭では、安心して過ごすことができるでしょう。
*天井を吹き抜けにするデメリット
1つ目は、空調効率が落ちる点です。
リビングなどに吹き抜けをつくると、開放感を得られる反面、空調効率が落ちるというデメリットもあります。
家庭用のエアコンは、天井高2.4mを想定しているケースが多いです。
そのため、部屋面積でエアコンを選ぶと、吹き抜けの場合は、空調効率が落ちる可能性があります。
また、天井が高くなる分、床と天井の温度差が大きくなり、窓の数によっても外気温の影響を受けやすくなるでしょう。
とはいえ、床から家を冷暖するシステムのECO床暖や全館空調を取り入れると、空調効率の問題が解決するでしょう。
2つ目は、照明の交換と掃除が困難な点です。
吹き抜けでは、照明を天井に設置することが多いため、交換や掃除が難しく、業者に任せるケースも少なくありません。
しかし、LEDの照明であれば交換自体も少なくなります。
□まとめ
天井を吹き抜けにすることで開放感があり、家族とのコミュニケーションも取りやすくなります。
その反面、空調効率が落ちたり、照明の交換などが困難となる場合もあります。
ECO床暖や全館空調を取り入れたり、LEDの照明を使用するのも解決方法の一つです。
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