地震に強い家の形についてご紹介!2024.07.11
地震大国である日本で、安全で快適な暮らしを送るためには、地震に強い家づくりが欠かせません。
地震に強い家の形や特徴について理解することで、万が一の災害時にも家族の命を守ることができるでしょう。
本記事では、地震に強い家の形と特徴について詳しく解説します。
□地震に強い家の形
地震の揺れに耐えうる家の形とはどのようなものでしょうか。
結論から言えば、シンプルで単純明快な形状が理想的です。
特に、正方形に近い形が最も地震に強いと言われています。
家の形状を考える上で重要なのは、平面形状と立面形状の2つの観点です。
1:平面形状について
平面形状とは、家を上から見たときの、地面と接している面の形を指します。
この平面形状が長方形で分割できるシンプルな形状であれば、地震の影響を受けにくくなります。
一方で、凸凹した複雑な形状だと、地震の揺れに弱くなってしまうのです。
2:立面形状について
立面形状は、家を正面から見たときの形状を表します。
平面形状と同様に、立面形状もできるだけ長方形で分割できるシンプルな形が望ましいでしょう。
シンプルな立面形状であれば、バランスが取れやすく、地震の揺れによる影響を最小限に抑えられます。
また、2階建ての家の場合は、2階部分を1階の中央に配置するのがポイントです。
重心のバランスを保つことで、地震に強い家になるのです。
□地震に強い家の特徴
シンプルな形状以外にも、地震に強い家にはいくつかの特徴があります。
耐震基準を満たしていることは大前提ですが、それ以外の物理的な特徴も知っておきましょう。
1:質量が小さいこと
家の質量が小さいほど、地震のエネルギーが伝わりにくくなります。
建材の種類によって質量は変化しますが、一般的に木造住宅が最も軽量で地震に強いと言えます。
ただし、地盤が弱かったり形状が複雑だったりすると、質量が小さくても地震に弱くなってしまうので注意が必要です。
2:高さが低いこと
高層ビルでは、上層階ほど地震の揺れを強く感じるものです。
一般住宅でも同じことが言え、平屋の方が2階建てや3階建てよりも地震に強いと言えます。
ただし、地盤の強度や建物の構造によっても強度は変わってくるので、高さだけで判断するのは危険です。
3:地盤が強いこと
どんなに耐震性の高い家でも、地盤が弱ければ地震の揺れに耐えられません。
地震に強い家づくりは、強固な地盤の土地選びから始まると言っても過言ではないでしょう。
地盤が強ければ、余計な費用をかけずに地震に強い家を建てられます。
□まとめ
地震に強い家づくりのポイントは、シンプルな形状と質量の小ささ、低層であること、そして強固な地盤です。
これらの特徴を備えた家なら、大地震が来ても倒壊の危険性を最小限に抑えられるでしょう。
家づくりを考える際は、耐震基準を満たすことはもちろん、これらの点にも注目して、安全で快適な住まいを実現しましょう。
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