リビングを一段下げるメリットとデメリットとは?2023.02.19
広々と快適に過ごすためリビングを一段下げるかどうか検討している方もいるでしょう。
一段下げることで、さまざまなメリットがあるのです。
しかし「一段下げることで問題はないの?」など、不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、リビングを一段下げるメリットとデメリットとダウンフロアのポイントについて解説します。
□リビングを一段下げるメリットとデメリット
*メリット
・広々とくつろげる空間
ダウンフロアにすることでおこもり感が生まれ、広々とゆっくりくつろげる空間が実現します。
・リビングが広く感じる
ソファなどが目線より低くなることで、空間が広く感じることができます。
間仕切りがなくてもおこもり感によって、緩やかに仕切ることが可能であるため、ゆとりのある空間が生まれます。
・空間に変化が生まれる
ダウンフロアにすると、縦方向に空間の変化が生まれます。
そのため、メリハリと遊び心のある空間が実現するでしょう。
・空間をつなぐ仕掛け
ダウンフロアの高さを調節することで空間をつなぐ仕掛けをつくることが可能です。
たとえば、キッチンの床を15~20cm程度下げると、通常の床面に配置したダイニングテーブルと同じ高さにすることが可能です。
その結果、食事のあとは、スムーズに配膳や後片付けができます。
・段差をベンチに代用できる
友人が家に来た際に座る場所がなくなったとしても、段差部分をベンチに代用することが可能です。
*デメリット
・バリアフリー設計ではない
段差があると車椅子を利用する方には、移動しにくく不向きです。
また、高齢の方は、段差につまずく可能性があります。
・掃除機が使いづらい
特にロボット掃除機は、通常の床とダウンフロアを一緒に掃除することはできません。
ダウンフロアは、一般的な掃除機でも上げ下げする必要があります。
・インテリアの制限
家具の大きさや配置に制限が生じることがあります。
たとえば、ダウンフロアに置いたテレビとソファの距離が段差の影響により、調節できないケースなどです。
・メンテナンスがしづらい
床下の空間が狭くなるため、メンテナンスがしづらい場合があります。
□ダウンフロアのポイント
・コンセントの位置
ピットリビングでは、目線の先にコンセントがある状態のため、ステップ横に取り付けるなどの対策が必要です。
・床下点検
床下の空間が狭くなるため、床下点検がスムーズにできるように間取りの工夫が必要です。
・ステップ作り
導線部分のみステップを作り、ピットリビングの面積が狭くなってならないように検討しましょう。
また、ピットの広さや段差の高さを設計段階でしっかり検討しましょう。
□まとめ
リビングを一段下げると、広々としたメリハリのある空間が実現します。
しかし、インテリアの制限や掃除機が使いづらいなどの注意点もあり、設計段階からしっかり検討することが大切です。
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