梁は吹き抜けの印象を大きく左右する!梁を見せる際の注意点とは?2022.10.26
開放感のある吹き抜けに梁が見えている家があります。
なかには「吹き抜けに梁を付ける理由を知りたい」「梁を見せる際の注意点は?」など、吹き抜けの梁について気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、吹き抜けに「梁」を付けるメリットと吹き抜けで「見せ梁」にするデメリットについて解説します。
□吹き抜けに「梁」を付けるメリット
*建物全体の安定性が増す
吹き抜けは、開放感があり心地よい空間となる反面、天井や壁などの仕切りがなく安定性に不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
しかし、梁1本でもあれば、構造上の安定性が増し、室内の立体感を演出することも可能です。
*照明の設置が可能になる
梁があれば、さまざまな照明器具の設置が可能になり、おしゃれ演出が実現できます。
たとえば、ダウンライトやスポットライトを活用すると、スタイリッシュでおしゃれな空間を叶えられるでしょう。
また、1階から梁が届く場合は、電球の掃除や交換が容易に行えます。
*シーリングファンを使用して冷暖房効率を上げる
吹き抜けは、夏は暑く、冬は寒いと感じるケースも珍しくありません。
とはいえ、梁にシーリングファンを付けると、冷暖房効率を上げることができます。
*吹き抜けの掃除がかんたん
吹き抜けは、天井や壁などの掃除が難しく、場合によっては業者に依頼する必要もあります。
しかし、梁があれば、脚立をかけて高いところでも清掃ができるのがメリットとなります。
*工夫次第で楽しめる空間になる
梁にハンモックをかけたり、カーテンを設置し、簡易的な間仕切りにするなど、工夫次第でさまざまな空間を演出することができます。
お子様がいるご家庭ではブランコを設置して遊ぶのも良いですね。
□吹き抜けで「見せ梁」にするデメリット
*建築コストがかかる
見せ梁を取り入れると、その分、建築費用が多くかかります。
梁を取り付ける費用は、本数や範囲などにもよりますが、数万〜数十万円程度が相場となっています。
予算オーバーになってしまう場合は、本数を減らしたり、範囲を狭くするのが良いでしょう。
*梁に埃がたまる
年月が経つと、梁の上や側面などに埃がたまりやすくなります。
そのため、高さによっては掃除が難しくなるケースも珍しくありません。
自分で掃除する際は、床に新聞紙等を敷き、モップやワイパーで埃を取り除くのが良いでしょう。
*後から取り外しができない
後から梁を取り外したいと思っても、取り外しができないのもデメリットとなります。
後悔しないためには、見せ梁を設置する前にさまざまな視点から本当に必要なのかを検討しましょう。
□まとめ
吹き抜けに「梁」を付けると、建物全体の安定性が増したり、照明の設置が可能になる、シーリングファンで冷暖房効率が上がるなどのメリットがあります。
しかし、建築コストがかかり、梁自体の掃除が難しいなどのデメリットもあるため、見せ梁を設置する前にコストや雰囲気など、さまざまな視点から本当に必要なのかを検討しましょう。
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