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動線の考え方と、動線と間取りを決める際の注意点とは?2022.01.24

家の間取りを考える際に気を付けておきたいポイントとして「動線」があります。
動線とは、人が住宅で生活をする中で動くライン、つまり通り道のことです。
部屋の数や広さを考えるのも大切ですが、快適な家づくりを実現させるには、適切な動線を考えることが非常に重要です。
ここではそんな動線についてお話します。

□押さえるべき動線は3つある

間取りのプランニングにおいて、ポイントとなる動線は3つあります。

まずは、「家事動線」です。
住宅での生活において、一番家の中を動き回るのが家事をしているときです。
家事は主に、洗濯(洗う・干す・取り込む・畳む・収納する)、料理(食材をしまう・取り出す・作る・配膳する・片づける)、掃除(掃除用具を取る、掃除をする、ごみを捨てる)などがあり、これらをいかに効率的にできるかを考えなければなりません。

次に、「子育て動線」です。
特にお子さまが小さい時期においては、家事などをしながらも様子を確認しなければなりません。
またお子さまは成長するため、この成長過程も見越した設計にする必要があります。

最後に、「来客動線」です。
来客がどのような動きをするのかを想定し、トイレの配置や家族のプライバシーへの配慮など、お互いにストレスがない間取りを考える必要があります。

□動線を意識したプランニング上のポイント

では実際に3つの動線それぞれに具体的なポイントをいくつかご紹介します。

*家事動線のポイント

家事の中でも頻度が高く、時間を要するのが洗濯と料理です。
洗濯については、洗濯機から干す場所、畳む場所、収納する場所が近ければ効率的です。
立地にもよりますが、干す場所は部屋干しの場合は1階、外干しの場合は勝手口などから出てすぐの場所に配置します。
また取り込んだあとのことを考え、畳むスペースを確保したファミリークローゼットを洗面所の横に配置するのもおすすめです。
料理については、作るシーンだけではなく、買い物後の収納やゴミ出しのことまで考えて設計するとスムーズです。
駐車場から重たい荷物をすぐにキッチンに運べる導線を確保すると、週末のまとめ買いの負担も軽減されることでしょう。

*子育て動線のポイント

子育て動線を考える際に必須なのが、料理をしながらリビングが見えるという点です。
特にお子さまが小さいうちは、お子さまはリビングで過ごすことが多いと思います。
そのため、キッチンとリビングの配置には注意しましょう。

*来客動線のポイント

最後に、来客動線については、トイレの配置が重要です。
居室からの目線や居室への音漏れに配慮した配置にしましょう。
また家族のプライバシーを守るために、洗面所や収納など見られたくない部分が見えないように設計することもポイントです。

近年は、手洗いうがいを来客がスムーズにできる動線の確保もポイントになっています。
洗面台が洗面所にしかないと、どうしても脱いだ洗濯物などのプライバシーを隠すのが難しくなってしまいます。
トイレ近くに独立洗面台をもうひとつ設けるのもおすすめです。

□まとめ

以上、家づくりにおける動線についてご紹介しました。
ストレスの少ない家づくりのためには、動線が重要です。
動線は、家事動線、子育て動線、来客動線の3つに分けられます。
家族の動線同士がぶつかったり、動線が複雑だったりすると、日々の生活の中で小さなストレスが溜まってしまいます。
いかにストレスの少ない家にするか、それを積み重ねていけば快適な家づくりの実現に近づきます。

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