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高気密高断熱の家は湿度が高いのか?湿気対策のポイントも紹介!2023.02.26

家で快適に過ごすためには、気密性と断熱性を高めることが大切です。しかし「高気密高断熱の家の注意点を知りたい」「湿度が気になる」など、湿気対策についても気になる方がいるのではないでしょうか。そこで今回は、高気密高断熱の家は湿度が高くなりやすいことについてと湿気対策のポイントについて解説します。

 

□高気密高断熱の家は湿度が高くなりやすい?

 

*内部結露が発生する

気密性と断熱性が高い家は、寒い冬や暑い夏でも快適に過ごすことができます。しかし、内部結露について注意しなければなりません。内部結露は、室内の暖かい空気が断熱材内部に侵入し、壁の内部に発生する結露を指します。また、壁の内部だけでなく床下や天井裏でも結露が発生する場合もあるのです。

目に見えないため、知らない間にカビやダニなどの繁殖や柱・梁の腐食が起こる可能性があります。地震が発生した場合に柱や梁が腐っていると被害が大きくなる恐れもあるでしょう。対策としては、湿度の管理が重要です。たとえば、壁内の断熱材を隙間なく充填する、防湿気密シートを貼る、断熱材の外側に通気層を作るなどがあります。

 

*建築費用がかかる

気密性と断熱性が高い家は、通常の家よりも建築費用がかかります。施工に手間がかかる分、費用が高くなります。また、気密テープや断熱材の種類によってもコストがかかりますが、長期的にみればコストを抑えられるでしょう。

 

□湿気対策のポイント

 

*換気をする

雨の日は窓を開ける回数が少なくなるため、湿気がこもりやすくなります。そのため、できるだけ、こまめに換気することが大切です。窓を開けると空気の流れがスムーズになり、効率よく換気することができます。風が入ってこないときは、片方の窓の開け幅を狭くし、もう片方は開け幅を広くすると空気が流れやすいでしょう。

また、水回りは空気がこもりやすい場所です。そのため、カビが繁殖しやすい条件がそろっています。しかし、換気扇を回すことで効率良く空気を循環させることが可能です。窓がない部屋では、扉を開けてサーキュレーターや換気扇を付けるとよいでしょう。

 

*衣類や寝具をよく乾かす

衣類や寝具をよく乾かして収納すると湿気がこもりにくくなります。防虫剤を入れておくとで匂いやカビ対策にもなるでしょう。

 

*除湿機やエアコンを使用する

室内の適切な湿度は、一般的に40~60%程度とされています。湿度対策には除湿機やエアコンを活用するのも一つの方法です。結露はカビの原因になります。早めに新聞紙などで拭き取りましょう。

 

□まとめ

高気密高断熱の家は、内部結露の発生や建築費用がかかることに注意が必要です。湿気対策には、こまめな換気と衣類や寝具をよく乾かすなどの工夫をしながら、カビの抑制に努めましょう。

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