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段差のない家を作る上で大切なことって?段差をなくす方法も紹介!2023.03.30

高齢の方と一緒に住む場合は、車椅子や杖を使用することがあるため、段差のないバリアフリーの家にすることが大切です。
「段差のない家にする具体的な方法を知りたい」という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、段差のない家で大切なことと段差をなくす方法について解説します。

 

□段差のない家で大切なこと

 

*バリアフリーと高低差について

日本では、地盤と玄関が平らではなく、高低差があることがほとんどです。
車椅子を使用すると段差を上がることは困難であり、玄関まではスロープを設置しなければなりません。
しかし、地盤と玄関の高低差が大きい場合は、スロープの勾配が急となり、自力で進むのが困難です。
強引に進むと転倒のリスクも生じます。
また、玄関の上り框(あがりかまち)が高すぎると、車椅子のままでは進むことができません。

 

*GL(グラウンドレベル)とFL(フロアライン)

GL(グラウンドレベル)とは、建物に接している地盤面の高さを指します。
地面の高さは外周のどの場所で測定するかにより、数字が異なります。

設計GL(グラウンドレベル)と呼ばれる工事完了時のGL基準値が重要です。
各階の床高や天井高など、建物各所の高さは設計GLを基準としているのです。
GLが上がると、アプローチの勾配が急になり、バリアフリーの観点からは低い方がよいです。

しかし、床下防湿や排水の関係上、高くせざるを得ないケースもめずらしくありません。
スロープを設置するのが難しい場合は、昇降機を設置するなどして対応することになります。

FL(フロアライン)は、床面の位置や高さを指します。
階ごとに数値を求め、1階のFLを1FL、2階のFLを2FLと表します。

玄関の高低差を抑えるには、以下のように算出します。

玄関の高低差 = 1FL(1階床高さ) – GL(グラウンドレベル)
1FLとGLの差をできるだけ小さくするということです。

 

□段差をなくす方法とは

段差をなくす方法としては、スロープを設けることが一般的です。
車椅子や杖が必要な高齢者は、採用しやすい方法になります。

敷居自体を取り除いたり、床を上げるといった方法もありますが他の場所との兼ね合いもあるため、施工を依頼する会社との相談が必要になるでしょう。

 

□まとめ

日本では、地盤と玄関が平らではなく、高低差があることがほとんどです。
車椅子を使用すると段差を上がることは困難であり、玄関まではスロープを設置する必要があります。
段差をなくす方法としては、スロープを設けることが一般的です。
車椅子や杖が必要な高齢者は、採用しやすい方法になります。

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