注文住宅に吹き抜けを作るメリットやポイントとは?2023.04.03
家を建てる際、開放的な空間の確保を目的に吹き抜けを取り入れるかどうか迷う方も多いでしょう。
広々と快適に過ごすことができるので「太陽の光をしっかり取り入れたいので吹き抜けにしたい!」と考えている方もいるのではないでしょうか。
今回は、注文住宅に吹き抜けを作るメリットと気を付けたいポイントを解説します。
□注文住宅に吹き抜けを作るメリット
*吹き抜けとは?
そもそも吹き抜けとは、下階と上階を設けず、複層階にまたがった連続した空間を指します。
たとえば、玄関扉を開けた際、玄関ホールの天井が2階上部まで抜けている住宅やリビング上部の一室分が2層分の空間に広がっている場合などです。
*吹き抜けを作るメリット
・視覚的に広く感じられる
狭小住宅であっても吹き抜けにより、視覚的に広く感じることができます。
プライベート空間狭くても、リビングを広くするために吹き抜けを取り入れるケースは多いです。
・開放的な空間
吹き抜けを取り入れると、2階や3階などの天井がないため、開放的な空間がつくれることが最大のメリットです。
開放的な空間は、視覚的な広さだけでなく、リラックス効果も高まるでしょう。
・コミュニケーションが増える
吹き抜けはどこにいても、人の気配を感じることが可能です。
これにより、家族のコミュニケーションを増やすことができます。
また、リビングに階段を設置すると、家族と顔を合わす機会が増えるので自然とコミュニケーションが増えるでしょう。
・太陽の光を取り入れやすい
太陽の光は、ビタミンDの生成に期待できます。
そのため、お子さんにとっては、日光浴は大切なものです。
・冬でも部屋が明るい
太陽の光が入りにくくなる冬でも吹き抜けを設置することで、明るい部屋を作ることができます。
□気を付けたいポイント
・冬の寒さ・夏の暑さ対策
吹き抜けのある部屋は、太陽の光が入りにくくなる冬の寒さ、エアコンが効きにくい暑い夏の対策が必要です。
最近の電気代高騰により、不安な方もいるのではないでしょうか。
そのため、天井にシーリングファンを取り付けたり、床暖房を設置するなど、工夫が必要です。
・高い位置の掃除
吹き抜けにより、縦の空間が広くなる反面、高い位置の掃除が難しい場合もあります。
なかでも高い位置に設置した窓やシーリングファンなどの掃除は、危険を伴うケースもめずらしくありません。
高い位置の掃除は、伸びるワイパーなどを使用するか、専門の業者に依頼するとよいでしょう。
・照明の種類
吹き抜けでは、ダウンライトやペンダントライトを使用するケースが多いです。
しかし、手の届かない位置では交換が難しいため、LEDライトを用いて交換頻度を減らすなどの対策が必要です。
□まとめ
吹き抜けのメリットは、開放的な空間やコミュニケーションの増加、太陽の光を取り入れやすい、部屋が明るいなどがあります。
ただし、冬の寒さ・夏の暑さ対策や高い位置の掃除、照明の交換などを工夫しながら、吹き抜けの導入を検討しましょう。
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