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全館空調の乾燥が気になる!乾燥対策になる加湿器の選び方をご紹介!2024.02.22

全館空調を利用することで、一貫した温度管理を享受する一方で、乾燥による不快感や健康上のリスクに悩まされている方は少なくありません。
この記事では、全館空調による乾燥の理由と乾燥対策におすすめな加湿器の選び方をご紹介します。

 

□全館空調の乾燥が気になる!

全館空調が乾燥を引き起こす主な要因は、寒い空気を暖める際に相対湿度が低下することにあります。
外気の冷たい空気はもともと水分を少なく含むため、暖房によって室内の温度が上昇しても、空気の水分量は相対的に減少します。

湿度には、「絶対湿度」と「相対湿度」の2つの概念が重要です。
絶対湿度は空気中の水蒸気量を示し、相対湿度はその空気が保持できる水蒸気量の最大値に対する現在の割合を表します。
例えば、低温の空気が暖められると、同じ水蒸気量でも相対湿度は低下し、結果として乾燥を感じるのです。

絶対湿度は空気中の水蒸気量を具体的に示すため、この値は温度変化とは独立しています。
一方で、相対湿度は気温に依存し、温度が上昇すると空気が保持できる水分量が増えるため、相対的な湿度は低下します。

例えば、気温が低い状態での空気中の水分量が、温度が上昇した後でも同じであれば、相対湿度は下がり乾燥感を生じます。
これが、全館空調を使用するときの乾燥の主な原因です。

 

□乾燥対策には加湿器がおすすめ!

 

*全館空調向け加湿器の選び方

全館空調システム用の加湿器を選ぶ際は、いくつかの要素を考慮する必要があります。
最も重要なのは、加湿器の加湿能力です。
これは、フロア全体の空気を効果的に加湿するために必要な能力で、例えば1時間あたりの加湿量が1,000ミリリットル以上のものが推奨されます。
特に広いリビングなどで使用する場合は、2,000ミリリットル以上の加湿量が望ましいです。

 

*加湿器の重要ポイント

加湿器を選ぶ際には、省エネ性、タンク容量、お手入れのしやすさ、静音性も重要な要素です。
省エネ性の高い加湿器を選ぶことでランニングコストを抑えられ、大容量のタンクを持つ加湿器は水の補充頻度を減らせます。

また、お手入れが簡単な加湿器は、長期間にわたる使用において、カビや異臭の発生を防ぎます。
静音性の高い加湿器であれば、24時間稼働させても快適な環境を維持するのに効果的です。

 

□まとめ

全館空調システムの利用者が直面する乾燥問題は、冷たい外気を暖めることによって相対湿度が低下することが原因です。
この問題に対処するためには加湿器を使用することがおすすめで、高い加湿能力、省エネ性、大容量のタンク、お手入れのしやすさ、静音性を備えた加湿器の選択が重要になります。
全館空調システムで乾燥に悩んでいるという方にとって、参考になれば幸いです。

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