家づくりブログ

耐震等級とは?等級1〜3のそれぞれの特徴と耐震基準のポイントをご紹介!2022.03.07

家を建てる際に必ずと言って良いほど話に上がるのが、住宅の耐震性についてです。
地震大国である日本において、万が一起こるかもしれない大地震に備えた住宅の耐震性はとても重要です。
今回は、住宅の耐震性に深く関わる耐震等級についてご紹介します。
安心安全なマイホームを作る上でぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

□耐震等級とは?

耐震等級とは、地震に対して建物がどれほどの強度であるかを示した指標のことです。
建物の耐震性能によって3つの等級に分けられ、数字が大きいほど建物の耐震性能が高いことを示しています。

*耐震等級1

等級1は、建築基準法で定められている最低限の耐震性能で、震度6強から7程度の地震が起きても、倒壊や崩壊しない強度です。
「倒壊や崩壊しない」強度なので、場合によっては損傷は受ける可能性があるので注意が必要です。

*耐震等級2

等級2は、等級1の1.25倍の地震に耐えられる耐震性能を示しています。
「長期優良住宅」は、この耐震等級2以上であることが条件とされ、災害時に避難場所として指定される学校などの施設も同様に耐震等級2以上の強度が必須となります。

*耐震等級3

等級1の1.5倍の地震に耐えられる性能が等級3になります。
万が一、数百年に一度の大地震が起きても受けるダメージが少ないため、より長く安全に住み続けられるでしょう。
災害時の救護活動や災害復興の拠点となるような場所では、この耐震等級3で建てられています。

□耐震基準のポイントを紹介!

次に、耐震基準のポイントをご紹介します。

1つ目は、重さについてです。
建物の耐震性を考える際、とても重要になるのが建物の重さです。
例えば、屋根が重いと重心が高くなるため、地震による揺れの影響が大きくなってしまいます。
なるべく屋根は瓦屋根のような重いものよりも、軽い屋根の方が耐震性能は高くなるでしょう。

2つ目は、耐力壁の量です。
建物を支える壁である耐力壁は、普通の壁とは違い筋交や構造用面材などを使用して強度が高くなっています。
耐震等級が上がるにつれて、この耐力壁の数が多く必要になります。

3つ目は、床の耐震性能です。
地震の揺れに耐える上で壁はとても重要ですが、その壁とつながっている床の強度も確認しておくようにしましょう。
特に、耐震等級2以上にする場合は床の強さも必要となるので、より高い耐震性能を求める方は、床の強度についても検討することが大切です。

□まとめ

今回は住宅の耐震性に深く関わる耐震等級についてご紹介しました。
日本では、今後何十年の間に大地震が起こる可能性は高いと言われています。
万が一地震が起きた後でも安心して住み続けられる家を建てたいですよね。
しっかりと事前に相談をした上で、どのくらいの耐震性を求めるのか決めていきましょう。
タナベハウスでは「パナソニック耐震住宅工法テクノストラクチャー」を採用、388項目による許容応力度構造計算を行い耐震力のチェックをしています。

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