家づくりブログ

全館空調のカビの原因と対策について!空気の流れの改善がポイント!2024.07.30

全館空調は、快適な住空間を実現する優れたシステムとして注目されています。
しかし、一方で、適切な対策を施さないとカビが発生しやすいという側面も持ち合わせています。
快適な空間を保ち、健康的に過ごすためには、全館空調とカビの関係を正しく理解し、適切な対策を行うことが重要です。

 

□全館空調とカビの関係

 

全館空調は、室温を均一に保ち、冷暖房効率を高める効果があります。
しかし、全館空調システム自体にカビが発生しやすいというわけではなく、むしろ、全館空調によって室内の温度や湿度が均一になることで、カビが発生しやすくなる環境が生まれてしまうのです。

 

1: 温度と湿度

全館空調は室温を一定に保ちます。
これは、カビの生育に適した温度環境を生み出す可能性があります。
また、全館空調を使用すると、室内の湿度も上昇しやすくなります。
特に、夏場の冷房運転時には、室内の湿度が上昇し、カビが発生しやすい環境が作られます。

 

2: 空気の流れ

全館空調は、ダクトと呼ばれる配管を通じて空気を循環させます。
このダクト内は、温度や湿度が変化しやすく、結露が発生しやすい場所です。
ダクト内に結露が発生すると、カビの温床となり、そこから室内の空気にカビ胞子が混入する可能性があります。

 

3: カビが発生しやすい箇所

全館空調でカビが発生しやすい箇所は、ダクト内、エアコンのフィルター、室内の壁や窓などです。
これらの箇所は、温度や湿度が変化しやすく、結露が発生しやすい場所であるため、注意が必要です。

 

□全館空調におけるカビ対策について!空気の流れがポイント!

 

全館空調によるカビ発生を防ぐためには、適切な換気、運転設定、定期的な清掃など、いくつかの対策を行う必要があります。

 

1: 換気

換気は、室内の空気の入れ替えを行い、湿度を下げることでカビの発生を抑える効果があります。
24時間換気システムを有効活用し、常に新鮮な空気を室内に取り込み、ダクト内の湿気を排出しましょう。

 

2: 運転設定

全館空調の運転設定も、カビ対策において重要な要素です。
冷房運転後は、必ず送風運転を行い、ダクト内の湿気を乾燥させましょう。

また、運転設定温度も適切に管理することが重要です。
設定温度が低すぎると、室温とダクト内の温度差が大きくなり、結露が発生しやすくなります。
適切な温度設定によって、ダクト内の湿度をコントロールし、カビの発生を抑えましょう。

 

3: 清掃

定期的にダクトやエアコンフィルターなどの清掃を行い、ホコリや汚れを落とすことで、カビの発生源となる栄養源を除去できます。

 

4: 定期的な点検

全館空調システムは、定期的な点検が重要です。
ダクト内の状態やエアコンのフィルターの汚れなどを確認し、必要に応じて清掃や修理を行います。

 

□まとめ

 

全館空調は、快適な住空間を実現する優れたシステムですが、適切な対策を施さないとカビが発生しやすいという側面も持ち合わせています。
カビ対策は、換気、運転設定、清掃、定期的な点検など、総合的な取り組みが必要です。
これらの対策をしっかり行うことで、安心して全館空調を利用できる環境作りが可能です。

LINE公式アカウント 友達限定情報配信中!
お問い合わせ
資料請求