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全館空調が乾燥する理由とは?加湿器の種類別の特徴も解説!2024.08.11

全館空調を導入した方の中には、乾燥に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
全館空調は、家全体を快適な温度に保つ画期的なシステムですが、同時に乾燥しやすいという課題も抱えています。
せっかく全館空調を導入したのに、乾燥によって肌や喉の不快な症状に悩んだり、静電気が発生したり、家具の劣化が気になったりした経験はありませんか。

今回は、全館空調が乾燥する原因と加湿器の種類ごとの特徴を解説します。
この記事を通して、乾燥による不快な症状を改善できるよう適切な加湿器を選べるようになりましょう。

 

□全館空調による乾燥の理由について

 

湿度には、「絶対湿度」と「相対湿度」の2つの概念があります。
絶対湿度は空気中の水蒸気量を示し、温度変化とは独立しています。
相対湿度は、その空気が保持できる水蒸気量の最大値に対する現在の割合を表します。

 

全館空調導入による乾燥は、外気の冷たい空気を暖める際に、相対湿度が低下することが原因です。
外気の冷たい空気はもともと水分を少なく含むため、暖房によって室内の温度が上昇しても、空気中の水分量は相対的に減少します。
つまり、低温の空気が暖められると、同じ水蒸気量でも相対湿度は低下し、乾燥を感じるのです。

 

全館空調導入による乾燥は、肌や喉の乾燥、静電気の発生、家具の劣化など、様々な不快な症状を引き起こします。
快適な生活を送るためには、適切な加湿対策が不可欠です。

 

□全館空調に最適な加湿器の選び方

 

全館空調は換気能力が高いため、加湿した空気もどんどん吸い上げてしまいます。
そのため、換気よりも速く加湿し、長時間湿度を保てる加湿器を選ぶことが重要です。

 

1: 超音波式

超音波式は、水を超音波によって細かな粒子にして噴出して加湿するタイプです。
電気代が安く、運転音も静かです。
加湿能力はそれほど高くありません。
定期的なフィルター清掃や交換が必要です。

 

2: 気化式

気化式は、水を含んだフィルターに空気をあてて加湿するタイプです。
電気代は最も安く、自然蒸発に近い状態のため、体に優しい加湿方法と言えます。
加湿力はそれほど高くありません。
雑菌繁殖や匂いを防止するためには、こまめなフィルター清掃が必要です。

 

3: スチーム式

スチーム式は、水を加熱沸騰させて加湿するタイプです。
加湿スピードが最も速く、雑菌の繁殖が抑制されます。
電気代は最も高く、吹き出し空気は高温です。

 

4: ハイブリッド温風気化式

ハイブリッド温風気化式は、気化式とヒーターを組み合わせたタイプです。
湿度が低い時はヒーターONにして加湿を加速し、所望の湿度に到達したら通常の気化式として動作します。
高い加湿力と低消費電力を実現しています。

加湿力やタンク容量、電気代などの観点から、全館空調には、ハイブリッド温風気化式の加湿器をおすすめします。

 

□まとめ

 

全館空調導入による乾燥対策には、ハイブリッド温風気化式加湿器がおすすめです。
ハイブリッド温風気化式加湿器は、高い加湿力と低消費電力を実現しており、全館空調の換気能力に対しても効果を発揮します。
適切な加湿器を選んで導入することで、乾燥による不快な症状を改善し、快適な生活を実現しましょう。

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