寒い家は健康にも良くない!暖かい家にするために大切なことを紹介!2022.01.16
人生の大半を過ごすことになる自宅。
もしそのお家が健康に良くない、ということが判明したらどのように感じられるでしょうか。
ここでは、冬寒い家が本当に健康に悪いのか、また暖かい家にするにはどうしたら良いのかについて解説します。
失敗しない・後悔しない家づくりのためにぜひ一読ください。
□寒い家は健康に悪い?
国土交通省は2019年に、【朝の居室空間の室温が18℃未満の住宅に住む人】の総コレステロール、LDLコレステロールの値が高くなる傾向があり、心電図検査においても異常がみられやすいことを発表しました。
また、起床時の室温が低いほど血圧が高くなることが、最近の調査で分かっています。
血圧に関係する症状としては、起床時の血圧上昇のほかにヒートショック現象というものが問題になっています。
ヒートショックとは、急激な温度変化によって心筋梗塞や脳梗塞などの血管障害を引き起こすものです。
「住宅内で急激な温度差なんてあるの?」と思われるかもしれません。
寒い家は、特にこのようなリスクを抱えており、特に事故が多いのが脱衣所や浴槽と言われています。
消費者庁の発表によると、2018年に浴槽でのトラブルで死亡した人は約19,000人で、この多くがヒートショックによるものであると考えられています。
それほど、寒い、寒暖差の大きい家は健康に悪影響を与えるのです。
□暖かい家にするための秘密
では、冬暖かい家にするためにはどのような点に気を付ければいいのでしょうか。
注意するべき点はいくつかありますが、ここでは代表的なものをご紹介していきます。
まずは、「断熱材の性能」に気をつけましょう。
家が冬寒くなる理由は、外気温(家の外の温度)の影響を受けるためです。
この影響を受けにくくする材料こそが断熱材なので、断熱材と断熱工法については住宅会社に確認しておきましょう。
次に、「窓の性能」について確認しましょう。
窓は最も外気温の影響を受けやすく、これをどの程度の性能にするのか、気を付ける必要があります。
一言で窓と言っても、単板ガラス、複層ガラス、複層ガラス(ガス充填)、トリプルガラスなど様々種類があります。
断熱材とのバランスを考え、方位や窓の大きさによって効率的な窓選びをしましょう。
この断熱・窓性能を数値化したものがUA値と言われるものです。
ZEH住宅ではこの数値に対しての基準が設けられています。
もしZEH住宅の新築をお考えであれば、一定の断熱性能を満たしたお家ということになります。
断熱性能に気を遣うことで、住宅内の温度差が小さくなり、ヒートショックのリスクも低くなります。
□まとめ
ここまで読んでいただいた方は、寒い家は健康に悪い、ということがお分かりいただけたかと思います。
逆に考えれば、冬でも暖かい家は安心、ということになります。
住んで良かったと思える家にするためにも、また大切なご家族を守るためにも、家の断熱性能についてしっかりと考えていただきたいと思います。
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