スケルトンとは?内装解体工事との違いもご紹介!2024.03.18
物件を探す際に、「スケルトン物件」と呼ばれる物件を見たことがある方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、スケルトンとはどのような物件なのか、また内装解体工事とスケルトン工事の違いについてご紹介します。
スケルトン物件について興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
□スケルトンとは?
スケルトンとは、内装設備が一切施されていない、建物の骨組みだけの状態を指します。
この特性により、スケルトン物件のテナントは自由に全ての内装をデザインできるようになります。
また、必要な設備を導入しやすいというメリットもあります。
しかし、自由度は高いものの、工事の費用と時間がかかるというデメリットもあります。
内装設備には床や天井、壁紙、間仕切りなどが含まれ、これら全てを自分の手で1から選び、デザインできるものの、その分、計画的に進めなければなりません。
また、スケルトン物件を選ぶ際は、退去時の原状回復義務についても考慮する必要があります。
施工した内装を次の借主に譲渡できれば、原状回復工事の費用を削減できるため、事前の交渉が重要となります。
□内装解体工事とスケルトン工事の違いとは?
スケルトン化による空間の自由度は魅力的ですが、内装解体工事とスケルトン工事の違いを正しく理解し、予算やプロジェクトの目的に合った選択をすることが重要になります。
「内装解体工事」では、内部の造作は解体されますが、壁の下地や天井下地はそのまま残されることが多いです。
これに対して、「スケルトン工事」では、床や天井、内部の造作だけでなく、壁下地、什器、設備、水道配管や電気配線まで全てを解体し、何もない状態に戻します。
この違いは、最終的にどれだけの範囲を自由にデザインしたいか、そして予算内でどのような工事を行うべきかを決定する上で非常に重要となります。
内装解体工事はコストを抑えられる一方で、スケルトン工事に比べてデザインの自由度は制限されてしまいます。
それぞれの違いを理解し、目的に合った選択をすることが、理想的な空間を実現するための鍵となります。
□まとめ
自分だけの空間をデザインしたいと考える方々にとって、スケルトン物件は高い自由度がありますが、その過程で発生するコストや手間、そして退去時の原状回復義務など、考慮すべき点も多いです。
内装解体工事とスケルトン工事の違いを理解し、プロジェクトの目的や予算に合わせた適切な選択をすることが、理想の空間を実現するためには不可欠です。
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