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吹き抜けの空調設計にお困りの方必見!ピッタリな空調とは?2023.04.23

吹き抜けを導入する際は「冷暖房が効きづらい」「空調の設置場所がわからない」など、空調の位置について悩まれる方もいるのではないでしょうか。
吹き抜けでは、空調設計が重要なポイントになります。
そこで今回は、吹き抜けの空調設計の考え方と吹き抜けにピッタリの空調について解説します。

 

□吹き抜けの空調設計の考え方

吹き抜けは、上下階に連続してつながっているため、天井から送風すると気流が拡散し床まで届きにくいといった問題が生じる場合があります。

そのため、空調を効果的に使用することが難しくなります。
吹き抜けの場合は、床面付近を狙うことを想定し、室内機を吹抜け周囲の天井部に設置するのです。

吹き抜けの壁や梁下に設けられた吹出口から吹き出します。
一方、吸込口は気流の導線を確保するため、室内機を設置した付近の天井面に設ける必要があるでしょう。

 

□吹き抜けにピッタリの空調とは

 

*畳数が多いエアコン

エアコン1台を5〜10万とした場合5台設置すると25〜50万円となっており、設置費用が比較的低くなっています。
吹き抜けのある部屋は広々とした空間を確保できますが、冷暖房効が下がることもめずらしくありません。

そのため、畳数よりも2、3ランク上の面積があるエアコンを選ぶようにしましょう。
たとえば、14畳の場合は16畳対応のエアコン、18畳の場合は20畳対応といったものを選びます。

エアコンの使用は、まず、床暖房とエアコンで部屋全体を暖めてから床暖房のみの運転に切り替えるのが賢明です。
特に吹き抜けの場合は、エアコンを常時稼働させたり、床暖房を稼働させた場合を考慮し、光熱費の概算を算出しておくことが大切です。

 

*天井吹き出し式全館空調

全館空調とは、家のなか全体を冷暖する設備を指します。
吹き抜けを取り入れても全館空調であれば、部屋全体を均等に暖めたり冷やしすることが可能です。
また、換気システムは24時間稼働しており、結露やカビなどを抑制できます。

吹き抜けに合う全館空調は、天井吹き出し式のものが一般的です。
ただし、費用が100〜300万円程度でエアコンよりも高くなり、電気代も多くかかる場合もあります。

 

*床から家を冷暖するタイプ

吹き抜けなどの冷暖房効率が下がる場合は、床から冷暖できる「ECO床暖」があります。
床下から温風や冷風を流すことにより、足元から暖かさや涼しさを感じることができるのです。

ECO床暖は、全館空調機能やイオンクラスター機能も搭載されているタイプもあります。
快適な空間に加え、除菌や脱臭効果も期待できます。

 

□まとめ

吹き抜けの空調設計は、床面付近を狙うことを想定し、室内機を吹抜け周囲の天井部に設置することがポイントになります。
吹き抜けにピッタリの空調には、エアコンの数を増やしたり、天井吹き出し式全館空調、ECO床暖などがあります。

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