構造計算をしている耐震等級3にこだわってください!2021.10.07
こんにちは!営業の平松です。
早速ですが前回の投稿で出していた問題の答えから
いきたいと思います。
建築基準法は震度6や震度7の地震で
木造の建物の壊れ方を
どれくらいまでに抑えようとしているか。言い換えると
どのくらいまでなら壊れてもやむをえないとしている
法律だと思いますか?という問題でした。
正解は倒壊しなければ大丈夫。
つまり大破までならやむをえないとしているんです。
実は建築基準法は、最低現の基準を定めた
法律なのです。倒壊や崩壊といった壊れ方をすると
中にいる人が命を落としてしまいますから、
こうした壊れ方はしないよう定めています。
こちらは熊本地震で被害にあった住宅です。
大破して傾いていますが、
倒壊していないので建築基準法の基準で言うと
特に問題のない住宅になります。
ただ、このように被害にあわれて
運よく命が助かったとしても、
住宅ローンは払い続けなければいけませんし、
国や住宅会社は天災では責任を負いません。
地震保険は全壊しなければ全額おりませんし、
そもそも全壊してしまったら命の保証もありません。
ですから、地震に負けない家づくりをして頂きたい。
そのためには「耐震等級3」にこだわってください。
ただ、「耐震等級3」がどういう「耐震等級3」なのかという点も意識して頂きたいです。
こちらは計算方法の違いによる「耐震等級」の
強度ランクを表したものです。
注目して頂きたいのは
性能表示計算による「耐震等級3」が
構造計算による「耐震等級2」より強度が低いという点です。
おそらく「耐震等級3」の認定を取得している
住宅の多くが性能表示計算による「耐震等級3」
なのですが構造計算の基準では「耐震等級2」すら
満たしていないということです。
ですので、地震に対して少しでも不安のある方は是非
構造計算をしている「耐震等級3」に
こだわって頂ければと思います。
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